故事成語類 「壟断」・・・課税の始まり?

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●「壟断」①高い丘の切り立っている所(いやしい男が高い所から市場を見下ろして商売に都合のよい場所を見定め、利益を独占したという、「孟子」公孫丑下の故事から)利益や権利を独り占めにすること
●ということで、よく漢検の対義語・同義語の問題で出ますね、「壟断=占有、専占、独占」とかの選択で・・・。
もともとは、①のような場所を意味する言葉だったのが、②のように、そういう場所で商行為を行った賤しい者がいたので、占有・専占・独占という意味になったようですね(^^)イマイチ、なんで壟断が占有とかの意味になるんだろうと思っていましたが、故事に当たって、氷解しました👋
●その故事の当該部分、
「古(いにしえ)の市たるや、其の有る所を以て其の無き所に易うる者なり。有司者は之を治むるのみ。賤丈夫有り。必ず龍断を求めて之に登り、以て左右望して市の利を罔(あみ)せり。人皆以て賤しと為す。故に従って之を征せり商を征すること、此の賤丈夫より始まれり。(孟子・公孫丑章句下10)」
*有司者:市場を監督する役人  
*「「罔」は、罔羅して之を取るを謂うなり。」
*「「従うて之を征す」は、人其の利を專らにするを悪(にく)み、故に就いて其の税を征(と)るを謂う。後世此に縁りて遂に商人より征るなり。」 参考::う(つ)、ゆ(く)、と(る)
*昔の市場は物々交換で情報なんか行きわたらない中での商売というかやりとりだったのが、悪知恵を働かした”賤丈夫”が、市場をよく見渡せる「壟断」に登って、買い手の動向をうまく把握して利益を独占してしまったということらしいです。
●これを読むと、壟断が課税の始まりのようですね(^^)やはり、卑しい根性で利益を独り占めするのは良くないことなんだ(^^)
●なお、原文では、壟断 ➪ 「龍断」となっています。

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