故事成語類 「衣食足りて”栄辱”を知る」

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「新・手賀沼散歩」シリーズの<音訓(学習)><漢字修練(読み・書き)>だけでは、カバーできない内容も含めて、雑記風に、たまにはくだけた話や問題なども載せていきたいと思います。不定期記載ですが、雑知識・情報としてご活用ください。

●「衣食足りて礼節を知る」じゃないんだ・・・。ふつう、こっちで覚えていますけどね。
●かの孔子も、その功績を高く評価した「管仲」(春秋時代の覇者の一人である斉の桓公を輔佐した宰相)の政治・経済政策・・・
●その管仲と取り巻きの学者の言論を集めた「管子」の一節、
 「凡そ地をたもち民を牧する者は、務め四時に在り、守り、倉廩に在り。国、財多ければ即ち遠き者来たり、地、辟挙すれば即ち民留処し、倉廩実つれば即ち礼節を知り、衣食足れば即ち栄辱を知り、上(かみ)、度を服すれば即ち六親(りくしん)固く、四維張れば即ち君の令行わる。・・・(中略)・・・四維張らざれば、国乃ち滅亡す。・・・」
 とあるとおり、「倉廩実つれば即ち礼節を知り、衣食足れば即ち栄辱を知り・・・、」が「衣食足りて礼節を知る」と短絡したもののよう。
●なお、「四維」とは「礼・儀・廉・恥」の四つの維(つな)のことです。
●史記や漢書も、この表現をほとんどそのまま引用しているそうです。漢書では「衣食足りて栄辱を知り、廉譲(れんじょう)生じて争訟息む」となっています。
  *辟挙 … 土地が開墾されること *民、留処し・・・:開墾された土地には人が定住する意。
  
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