漢検1級 27-③に向けて その44 齦 齪 齲 

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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その44>
(本日の朝、追記:結果通知、きだしているみたいだけど、辺鄙な我孫子はまだ(ーー)ここは僻陲の地か?郵便局はあるのか(^^;)ナンチャッテ・・・いつ来るんだろ・・・)
●カモメ・・・1週間前は1、2羽だったのが、最近は異常に増えています・・・手賀沼公園入口近辺・・・まさに、「鷗盟(鴎盟)」の気分🎶🎶🎶

●漢検漢字辞典第2版から・・・「齒部」(その2)
①齦(ギン、コン、はぐき、か(む))
・第2版では、音訓すべて掲載されている・・・掲載熟語は「歯齦(シギン)」「齦齦」(←読み記載ナシ)
・「齦齦」は「ギンギン」の読みで良さそう。①たわむれ笑うさま ②恭譲のさま (大漢和・字通) *大字源では「笑うさま(笑えば歯ぐきがみえるのでいう)、一説に恭譲のさま」との事。
・「か(む)」に該当する熟語・・・「齦割(コンカツ)」=噛み裂く(大漢和・字通)、かんで割く(大字源) *「コン」音!!
(*第2版では音による“読み分け”はないが、大字源では、「ギン」(漢音)=はぐき、「コン」(漢・呉音)=かむ、 と読み分けの説明あり。)
・問題は「齦齶」の読みと意味・・・
 大漢和「コンガク」=岩石がごつごつと凹凸のはげしいところ
 字 通「ギンガク」=はぐき
 漢字源:「ギンガク・ゴンガク」=岩石などがでこぼこしているさま *漢字源は「ゴン」音!!。
 大字源:「ギンガク・コンガク」=歯ぐきのように凹凸しているさま
 ・・・こうなると、もう面倒見切れませんね(^^;) 任天堂DSでは、たしか「ギンガク」で「はぐき」の意味じゃなかったかな(^^;)
 ・・・これ、音読みで出題されたら、どうしたらいいんだろ?
②齪(セク、サク、シュク、せま(る)、こせつ(く)、つつし(む))
・これ、漢検辞典(第2版)のイケないところがモロに出ている例・・・
 ア.「せま(る)、こせつ(く)」は、訓読みには載せていないのに、熟語「齷齪(アクセク・アクサク)」は載せている(ーー)
 イ.「つつし(む)」は、訓読みに載せているのに、熟語は載せていない(ーー)
 ウ.こんなにバランス悪いのに、音読み分けはしっかりと載せている(「サク・セク」=こせつくさま、せまるさま。「シュク」=つつしむさま。)。
・前にも記事にしましたが、
 「齪齪(シュクシュク)」=廉直なさま・うやうやしいさま(大漢和)。つつしみ勤める(字通)・・・
 *しかし、大字源・漢字源には「シュク」音なし・・・だから、「齪齪」も「サクサク」=「まじめで融通のきかないさま」 と、なっていた。
・ついでに、「齪」の字の意味・・・各辞典の説明が面白いから(^^)
 大辞典:歯と歯の間が詰まっているさま。漢字源:歯と歯の間がせまいさま(「俗:不潔なさま」)・・・だって👍・・・「アクセク・アクサク」の意味がイメージ涌きますねえ・・・。
・大字源だけ「齪落(サクラク)」という熟語あり・・・「きちんと整える」という意味。
・「齷齪熱(アクサクネツ)」(=溽暑)は以前、ご紹介したとおり。
③齲(ウ、ク、むしば)・・・27-②「書き問題」で出ましたねえ・・・「齲歯(ウシ)」。
・齲歯(ウシ)=むしば *当て字で<齲歯(むしば)>、齲痛(ウツウ)=むしばの痛み  *漢字源は「齲歯(ウシ・クシ)」(「ウ」は慣用音。「ク」は漢音・呉音。)
・その他
 齲蝕症(ウショクショウ)=齲(むしば)の異名。齲歯笑(ウシショウ)=(虫歯があるような笑い方ということで)媚態のこと らしい・・・。

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