熟語の読み・一字訓読(その45:準1以下):獄(うった)える  頃(キ・かたあし)

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●獄:中学…ゴク 準1…うった(える)、ひとや

・漢検2の意味に、「①ろうや。ひとや。「獄門」「監獄」 ②うったえ。うったえる。「疑獄」 」とある。
・「疑獄」がなぜ“うったえる”に対応するのか、よくわからない・・・。
・「疑獄」
  (大字源):①疑わしくて決定しにくい裁判事件 ②(国語)金銭の授受・収支について大がかりな違法の疑いのある事件
  (広辞苑):①(「礼記(王制)」)事情が入り組んで真相がはっきりしない裁判事件 ②俗に、政府高官などが関係した疑いのある大規模な贈収賄事件をいう。
  (漢検2):①証拠などが明確でなく判決の出しにくい事件。 ②政治がらみの規模の大きな贈収賄事件。 「獄」は裁判の意。
  *漢検2は、「疑」の大見出しの方にあり。・・・ここでは“「疑」は裁判の意”とあり。
  *“裁判”と“うったえ・うったえる”は同じ字義なのだろうか・・・
  *大字源では「獄」の字義は、
   「①うったえる。うったえ。 ②さばく。裁判する。また、裁判。③つみ。罪状。④ひとや。ろうや。⑤判決の文書。」となっており、“うったえる”と“裁判”は同じとはとらえていないようだが・・・。

・「獄(うった)える」に対応する音熟語(大字源)

 獄訟(ゴクショウ):うったえ。裁判ざた。罪を争うのを獄といい、財を争うのを訟という。
           *ここでは、「うったえ」と「裁判ざた」は同じようにとらえているようだが・・・

 獄訴(ゴクソ):裁判ざた。罪のうったえ。 *「意味③つみ、罪状」に対応しているのかもしれない。

●頃:中学…ころ 準1…ケイ、キョウ、しばら(く)、かたあし

・漢検2の意味に、「①ころ。このごろ。ちかごろ。「頃日」 ②しばらく。「頃刻」「食頃」 ③かたあし。かたあしを上げる。半歩。 」とある。
・このうち、“かたあし”訓とその音熟語がよくわからなかったので調べた。

 <大字源>
 頃歩(キホ):半歩。 同)跬歩(キホ)蹞歩(キホ)  *「跬」「蹞」は対象外。 

  大字源によれば、頃(キ)は、漢・呉音で、音読み分けの「🈪 かたあし。半歩。 同)跬(キ)・蹞(キ)」。

 *現行音に“キ”は無いので、このような問題は出ないと思うが、漢検2は、なぜ、「かたあし」訓や、その意味を、わざわざ書いているんだろう・・・この辺がよくわからないところ。

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