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の増やし方(1級高得点獲得のために)-69f92dae86852d4fbf39a565063d666e.jpg)
●「1級高得点獲得のために」の続きで、徒然に、今度は”1級用”の「語彙」の増やし方を書いてみようと思います。
●”1級用”の語彙を増やすという目的からしたら、理想的には、①明治・大正・昭和初期の文学・評論(含、幕末・・・吉田松陰とか) ②中国古典類(論語・孟子・韓非子・老子・荘子・菜根譚・世説新語などなど) ③古代史関連の書籍などを読むことだと思います。時間はかかるし、興味のない方には苦痛かも知れませんけど(^^;)でも、辞典や問題集だけでは語彙の広がりようがありませんので、何か、このうちの一つでも興味をもって読んでみると、意外に、その効用がわかってくると思います。物は試しで、まずはトライしてみることです。一つ、突破口みたいになって、そのうち、ドンドンと語彙の世界が広がること、請け合いです。ま、やってみないことには実感わかないでしょうけど。
●肝腎なのは、「受検・学習のため」とか「暗記・記憶のため」とかいう姿勢では、苦痛に感じるだけで成果は望めないのではないかということです。やはり、自分が本当に関心や興味をもって読まないことには身についていかないのではないかなと思います。
●こう、偉そうにいう私でも、①は(面白くないし読みづらいから)ちょっと苦痛、②はそれなりに関心があるので、故事成語類を中心にその周辺の文を読む程度はしますが、全文を読むなんてことはしていません、というか、出来ていません(^^;)、ただ、③については、宮城谷昌光さんや陳舜臣さんの著作など、古代中国ものの小説は(もともと、古代中国の歴史には興味があったので)、苦痛を感じることなく、いっぱい、読んでいます。
●この、③で、いままではストーリー中心で読んでいて、難しい熟語などは読み飛ばしていましたが、最近は、これらの熟語が目にとまるようになってきているのと、(1級合格の効用でしょうか)これらの熟語の意味がなんとなく理解できるようになってきていて、過去のこれらの著作物も再読すると、より深く理解できるようになった感じがして、面白さや楽しさが格段に違ってきています。(読み乍ら、付箋を付けておいて、読後、調べたりノートしたりはしています・・・一部は、本ブログでも開示していますよね・・・)
●と、まあ、こんな具合で、楽しみながら、語彙が自然に増えてくるというやり方が、迂遠でいて、却って近道だったりして・・・と思う今日この頃です。
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●参考までに、私の愛読書である、古田武彦さんの多元的王朝論の各著作・・・何度読んでも飽きないし、その都度、漢字だけでなく、いろいろな発見があって楽しいのですが・・・の中から、あの有名な「倭の五王・武の上表文」を以下に掲載してみましょう。
●もう、5、6回は読んでいますが、つい最近も、この中の「虔劉(ケンリュウ)」という熟語、今までは読み飛ばしていたんでしょう・・・意味も分からなかったんでしょうが・・・それが目にとまり、意味も(他の勉強・・・音・訓整理・・・の成果でしょうか)何となくわかって、また、楽しめました。
●では、以下、倭王・武の上表文(宋書・倭国伝から) (注)1級対象外漢字や、現在の読みには無い読みなどもありますので要注意。1級用に参考となりそうな漢字・熟語などはゴチックで表示しておきます。
「興(コウ)死して弟武立つ。自ら使持節都督倭・百済・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓、七国諸軍事、安東大将軍倭国王と称す。順帝の昇明二(478)年、使を遣して表を上りて曰く、
封国は偏遠にして藩を外に作す。昔から祖彌(ソデイ)躬ら甲冑を擐(つらぬ)き、山川を跋渉し、寧処に遑あらず。東は毛人を征すること、五十五国。西は衆夷を服すること六十六国。渡りて海北を平らぐること、九十五国。王道、融泰(ユウタイ)にして、土を廓(ひら)き畿を遐(はる)か にす。累葉朝宗して歳に愆(あやま)らず。
臣、下愚なりと雖も、忝くも先緒を胤(つ)ぎ、統(す)ぶる所を駆卒し、天極に帰崇し、道 百済を遥へて、船舫を装治す。而るに句驪(クリ=高句麗のこと)無道にして、図りて見呑(ケンドン)を欲し、辺隷を掠抄(リャクショウ)し、虔劉(ケンリュウ)して已(や)まず。毎(つね)に稽滞を致し、以て良風を失い、路に進むと曰うと雖も、或いは通じ、或は不しからず。
臣が亡考済、実に寇讐の天路を壅塞するを忿り、控弦百万、義声に感激し、方に大挙せんと欲せしも、奄(にわか)に父兄を喪い、垂成の功をして一簣を獲えざらしむ。居りて諒闇に在り、兵甲を動かさず。是を以て、偃息して未だ捷(か)たざりき。
今に至りて、甲を練り兵を治め、父兄の志を申べんと欲す。義士虎賁文武 功を効し、白刃、前に交わるとも亦また顧みざる所なり。若し帝徳の覆載(フクサイ)を以て、此の彊敵を摧き克く方難を靖んぜば、前功を替えること無けん。竊かに自ら開府儀同三司を仮し、其の余も咸(みな)仮授して、以て忠節を励む と。
詔して武を使持節都督倭・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事、倭王に徐す。 」
(注1)「虔劉(ケンリュウ)」:無理に奪いとったり、殺したりすること。
虔:ケン、つつし(む)、ころ(す)、うば(う) 劉:リュウ、ころ(す) 、つら(ねる)
(注2)擐(カン)する:(甲冑(かつちゆう )などを)身につける。まとう。擐(つらぬ)く。 1級対象外。
(注3)その他熟語等の意味・読み・・・略。1級対象外・今はそういう読みは無い字など、ありますので ご注意ください。
👋👋👋 🐑 👋👋👋 如何ですか?興味があると、こんなに1級レベルの漢字・熟語のあるので自然と勉強になりますよ👋👋👋