故事成語類(実践問題その40)

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故事成語類(実践問題その40)です。今回で「世説新語」はおわりです・・・。参考書籍:「世説新語(1~5)」(井波律子 訳注 東洋文庫・平凡社)  前回よりはちょっと難かも・・・👋👋👋  
難易度:よみ=  かき=きわめて難
(よみ)
①「下官は才能の経る所、悉く諸賢に如かず。時宜を斟酌し、当世を (籠罩) するに至っては、亦た及ばざる所多し・・・」
②「文学 (鏃鏃) として、能く新ならざる無し・・・」 *鏃鏃:矢先を指す、転じて先端的の意。
③「・・・祖曰く、「昨夜復た南塘に一出す」と。祖は時に恒に自ら健児をして鼓行して(劫鈔)せしむ。・・・」
④~⑤「許允は吏部郎となり、多く其の鄉里を用う。魏の明帝は ④(虎賁) を遣わし之れを収(とら)えしむ。・・・帝は ⑤(覈)しく之れに問う。允対えて曰く・・・」
(かき)
①「嘗て井上に水を取るを見るに、挙動容止、常を失わず、未だ嘗て (ゴカン) せず。此れを以て之れを知る。」 ゴカン:よそ見のこと。
②王曰く、「裴僕射は善く名理を談じ、混混として雅致あり。張茂先は史・漢を論じ、靡靡として聴く可し。我れと王安豊とは延陵・子房を説き、亦た超超として (ゲンチョ) なり」と。
③「奔走するに臨んで猶お (ギョクチョウ) の鐙を求む・・・」(注) 「ギョクチョウの鐙」:玉をはめ込んだ鐙
④「時人は王右軍を目す、「飄として遊雲の如く、 (キョウ)として驚竜の若し」と。」
⑤「劉尹は (メイカ) にして実理有り・・・」*お茶の木のように実質的な真理を有している。
<回答・解説>はこのあとすぐ(^^)

<回答・解説>
(読み問題)
① (ろうとう) :とりまとめる。中日関連ネットでは「籠罩」:覆う 、包む、蒸れる、霞む、などの意味のようです。これもあまり見ない語句ですね
② (そくそく):ソク、ゾク、やじり、するど(い)
③ (きょうしょう) :劫鈔=おびやかし奪い取る:劫:コウ、ゴウ、キョウ、おびや(かす)、かす(める) 鈔:ショウ、ソウ、かす(める)、うつ(す)、うつ(し)、さつ  *「劫」:今回は「コウ」や「ゴウ」ではなく、「キョウ」です。 「おびやかす」意のときは「キョウ」なのかな?ちょっと、大漢和あたりに当たらないと、使い分け方がよくわかりません・・・参考書籍では「キョウショウ」と振ってます。・・・(慣用音)コウ(コフ)(呉音) キョウ(ケフ)(漢音)〈ゴウ〉のようですが・・・。この場面は呉越方面だから「キョウ」で読むのかな?
④ (こほん):賁:ヒ、フン、ホン、かざ(る)、かざ(り)、あや、つわもの  *「 虎賁の士」とか「虎賁中郎」とか「虎賁侍郎」とか・・・「虎賁((こほん)」は、前漢代に設立された皇帝直属の部隊名のこと。他に、関連する熟語等は、「賁育之勇(ほんいくのゆう)」非常に気力が盛んで強いこと。「賁」は孟賁(もうほん)、「育」は夏育のことで、ともに秦の武王に仕えた有名な大力の勇士。 孟賁や夏育の様な勇のこと。「ヒ」と読む場合は、「賁来(ひらい):他人が自分の家に訪れてくることを敬っていう言葉。おいでになる。御光来。御来臨。 「賁臨(ひりん)」:客の来訪を敬っていう語。「来訪」の尊敬語。光臨。・・・四字熟語「連璧賁臨」もありますね。
⑤ (きび):覈:カク、しら(べる)、かんが(える)、あき(らかにする)、きび(しい) *通常は「カク」や「しらべる」「かんがえる」意の熟語関連の出題が多いですが、この場合は「きび・しい」・・・。
(書き問題)
① (忤觀) :忤:ゴ、さから(う)、もと(る) *なんとなく分かりますが、ほとんど使われない語句のようですね・・・。
② (玄著) :あまり使われない熟語なんでしょう・・・中日辞典関連のネットでは「超超玄著」(成語らしい)でいくつかヒットしますが・・・ 超超=形容高超 玄=微妙 著=明显(?)。言论(?) 参考書籍でも「超超」は「超然たるさまの形容であろう」との事。「玄著」は奥深い趣のあること。
③ (玉帖) :問題(注)のとおり。帖:チョウ、ジョウ、かきもの、た(れる)、やす(める) なお、他に、株式トレードの記録帳のことを「玉帖・玉帳」というらしいです。
(矯):「矯然:高く舞い上がるさま、転じて俗世から超越したさまをいう」との説明ですが・・・。ふつうはこれだけでは書けませんね。
⑤ (茗柯) :茗:メイ、ミョウ、ちゃ、ちゃのめ、よ(う) 柯:カ、え、えだ、くき

如何でしたか?これで「世説新語」はマスターしましたね(^^)
ではごきげんよう👋👋👋👋👋(^.^)/~~~