日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
ペット(猫) ブログランキングへ
気まぐれ日記 ブログランキングへ
故事成語類(実践問題その20)です。今回は主として漢詩の類から作成してみました。過去問等でも、漢詩から採られている語句・熟語は随所に出題されていますので、読み・書きだけでなく、文章題にもお役に立つかもしれません。難易度: 「やや難」
なお、出典・参考書は、主として、「漢詩一日一首」(春・夏&秋・冬 平凡社版)、「中国歴代漢詩選」(猪口篤志著・右文書院)です。
(よみ)
①「・・・寒衣 処々(しょしょ) 刀尺(とうしゃく)を (催) し・・・」
②「・・・白帝 白高くして (暮砧) 急なり・・・」 *①~②:冬の着物の仕度に、村のあちこちでは針仕事をせかされてか、白帝山の城塞が高くそびえる秋空に、夕暮れのきぬたの音がせわしげに流れている。刀尺:はさみとものさし。裁縫のこと。
③~④「・・・牋(せん)もて 天公に訴う ③ (掠剰) を ④ (休) めよ・・・」(注)牋:ここでは上奏文の意。
⑤「水を夾(さしはさ)む蒼山 路は東に向かい 東南 山(豁) けて大河通ず・・・」
(かき)
①「・・・灯前の眼力 昔に非ずと雖も 猶お課す (ヨウトウ) 二万言」 (ともし火を前にして視力は昔のままとはいかないけれど、なお日課として小文字二万語を毎日読むことにしている)
②「我が行 日夜 江海に向かう (フウヨウ) 芦花 秋興長し・・・」(我が行は日に夜に江海へと向かう。沿岸に次々とあらわれるかえでや白い葦の穂、秋の興趣は尽きない・・・)
③「・・・童孺 縦に行くゆく歌い (ハンパク) たのしみつつ游び詣(いた)る・・・」(子供たちも老人たちも楽しげにお互いに訪問しあう・・・)
④「 (ショウゼン) 月光を看る 疑うらくは 是れ 地上の霜かと・・・」(「静夜思」(李白)より。)
⑤「・・・枳籬(しり) 茅舎 (ソウタイ)に掩(おお)われ 竹を乞い 花を分かちて 手ずから栽(う)う・・・」(注)枳籬:カラタチのまがき 茅舎:かやぶきのあばらや
<回答・解説>はこのあとすぐ(^^)
-da47d5e3b9b8ec8a43a2f0a052d4f9f1.jpg)
-c0a4c4b15c3ee0ca367f2edc4b2f2ee6.jpg)
<回答・解説>
(読み問題)
① (うなが) :催:中学…サイ、もよお(す) 準1…うなが(す) 1級…もよ(い)
② (ぼちん) :説明略。問題文説明のとおり。
③ (りゃくじょう) :余分なものをかすめ取ること。 牋:セン、ふだ、かきつけ、てがみ
④ (や) :休:小学…キュウ、やす(む)、やす(まる)、やす(める) 準1…さいわ(い)、よ(い)、いこ(う)、や(める) まさか、「やす(めよ)」なんて、小学レベルの回答ではないですよね(^^)
⑤ (ひら) :豁:カツ、ひら(ける) 、ひろ(い)、むな(しい)
(書き問題)
① (蠅頭) :「蠅頭の細字」で有名ですね・・・蠅の頭のような小文字のこと。
② (楓葉) :「楓(かえで)」の葉。
③ (斑白) :原文は「斑白」。 「半白」・「頒白」 でも可でしょう(3語句とも同義で広辞苑に所載)。白髪まじりの毛髪、その人。ごま塩頭の老人の意。
④ (牀前) :説明略。牀:ショウ、ソウ、ねだい、こしかけ、だい、ゆか、とこ
⑤ (蒼苔) :青いコケのこと。
如何でしたか? ・・・しばらく、漢詩からの問題を続けようと思います。 ではまた。