日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ 故事成語類(実践問題その14)です。 難易度:「易」
(よみ)
①平地坦途、車、豈に(蹶)くこと無からんや。
②書を読めば以て俗を(医)すべし。 詩を作れば以て懐を遣るべし。
③天下(竟)に昏迷不醒の天下と為る。
④人に教ふるに善を以てするは、高きに過ぐること毋かれ。当に其の従ふ可きを(原)ぬべし。
⑤沈沈として語らざるの士に遇ひては、切に心を(輸)す莫れ。(文意)志の発露なき士に遇いては、自らの志を吐露してはならない
(かき)
①倹は美徳なり。過ぐれば慳吝(けんりん)と為り、(ヒショク)と為り、反かへりて雅道がどうを傷やぶる。(文意)倹約は美徳である。然れども倹に過ぎれば、物おしみばかりで欲深く、心はいやしくなりて却って風雅の道を失う。ヒショク:いやしいこと。心いやしく物をしみすること。
②陛下、即位以来、躬(み)、親ら聴断し、乾を旋(めぐら)し坤を転じ、関機(かんき)を闔開(こうかい)し、雷風飛、日月清照、天戈の麾く所、寧く順はざるは莫し。 (タイウ)の下、生息理まり極まる。(文意)陛下は即位以来、自ら親政を為して事を決し、国家の大勢を一新し、政事の軽重緩急を整え、鎮定すること雷の轟き風の疾駆するが如く、安んずること日月の清照するが如し。 故に天子の戈旗の向かう所、いずれも従わぬ者は在らず、天下の人民は安息し、その治道至る。関機(かんき):関所で調べあらためること。闔開(こうかい):開け閉め。闔は門を閉じる意。 タイウ:天下。大宇宙。
③交はりを広くして以て誉れを延(ひ)くは、(サクキョ)して以て自ら全うするに若かず。 (注)交友を広くして誉れを得るは、独居して自らを修めるに遠く及ばない。
④震(しん)、百里を驚かせども、(ヒチョウ)を喪はず。 (文意)易経震の卦に曰く、雷震の遠く百里に轟き人々を驚かすも、祭祀を為す者はひちょうを落とさず、と。
⑤使途は(カクエキ)なりと雖も、常に林下的風味を思へば、則ち権勢の念、自ずから軽し。 世途は紛華なりと雖も、常に泉下的光景を思へば、則ち利欲の心、自ずから淡し。(文意)仕官の途は功を挙げ名を達す。然れども常に林下の風味を思えば、権勢への望みは自ずから軽くなる。世渡りの途は財を蓄え衣食満つ。然れども常に泉下の光景を思えば、利欲の心は自ずから淡くなる。カクエキ:物事が盛んで美しい様。光り輝くこと。紛華:華美。華麗。派手で美しいこと
<回答・解説>はこのあとすぐ(^^)


<回答・解説>
(読み問題)
①(つまず)蹶:ケツ、ケイ、つまず(く)、お(きる)、た(つ)、たお(れる)、すみ(やか)
②(いや)医:小学…イ 準1…くすし 1級…い(やす)
③(つい)竟:キョウ、ケイ、つ(きる)、お(わる)、きわ(める)、つい(に)、さかい、わた(る)
④(たず)原:小学…ゲン、はら 準1…もと、たず(ねる)、ゆる(す)
⑤(いた)輸:小学…ユ 準1…シュ、おく(る)、うつ(す)、いた(す)、ま(ける) 。
(書き問題)
①(鄙嗇):説明略。問題文のとおり。
②(大宇):説明略。問題文のとおり。
③(索居):説明略。問題文のとおり。四字熟語「離群索居」から容易に連想可能ですね・・・。
④(匕鬯): 「読み」で過去問題あり。書き問題で出たら書けるかどうかが問題です・・・。匕鬯:祭祀に用いるさじと香り酒のこと
⑤(赫奕):説明略。問題文のとおり。
ではまた。