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故事成語類(実践問題その4)です。
(よみ)
①(葉公)の竜 (注)名を好んで実を好まないたとえ。見せかけだけで人の歓心を買おうとする輩を揶揄する話。
②(孔子)の倒れ (注)聖人君子でも時として失敗することもあるということ。
(かき)
①(ケイカク)が取れる (注)かどが取れて、円満な人柄になる。かどが取れる
②(キントウ)の固きも粟に非ざれば守らず (注)粟:ここでは食料の意味。
③(バンショク)の争い
④(シュトウ)を脱す (注)本来の力を発揮する、真の手腕を発揮するという意味。
⑤(コチク)を合わす (注)同盟国が示し合わせて割り符を合わせたように同時に兵を起こすこと
⑥悪言は口より出ださず、(コウゴ)は耳に留めず
⑦(クドウ)を行く者は至らず (注)本道からはずれて脇道を進んでいくものは目的地に行きつくことができない。
⑧頻りに鴻慈に浴し、未だ(ゲキタイ)の歎有らず。
回答・解説はこのあとすぐ(^^)


<回答・解説>
よみ問題
①(しょうこう)一応、人名だから出ないかも知れませんが・・・。 葉:ヨウ(小学レベル)、準1レベル:ショウ、かみ、すえ
*ネット上で「葉公の竜」で検索すれば色々な方が解説してくれています。その中の1つを紹介・・・「楚の国の重臣である葉公はとても竜が好きだった。家の中の梁や柱には竜の彫刻が施され、客間や食堂などあらゆる所に竜の絵が張られ、特に寝室の壁には全面に竜の絵が描いてあり、「竜御殿」さながらだった。天上にいる本物の竜がこの話を聞きつけ天から降りてきて、葉公の家の窓から首を突っ込み、長い尾を客間から垂らしてあいさつした。するとあれほど竜が好きだった葉公は驚きあわて土気色の顔をして命からがら逃げ出した。要するに、葉公が好きだったのは本物の竜ではなく、竜の絵や彫刻だったのだ。この話は「名を好んで実を好まない」の喩えで、見せ掛けだけで人の歓心を買おうとする輩を揶揄する話。」との事。
②(くじ):類:弘法も筆の誤り、河童の川流れ 等。 「くじ」は呉音。孔子(こうし)のこと。
かき問題
①(圭角):「圭」は玉の意。① 玉(ぎょく)のとがったところ。玉のかど。②性格や言動にかどがあって、円満でないこと。
②(金湯):四字熟語の「金城湯池」の略です。
③(蛮触):蝸牛角上・蝸角之争の故事 解説は四字熟語辞典参照
④(手套):説明略。
⑤(虎竹):虎符と竹使符。ともに割り符。▽虎符はとらの形をして徴兵と指揮の役目を授けた証拠に用いられ、竹使符は、徴用・徴税の役目を授けたしるしに用いる(ウィキペデイア)
<参考知識>*今回の故事成語は「とらたけ」ではありませんが、「虎竹(とらたけ)」という読み・ものはあります。
「虎斑竹(とらふだけ:虎竹とらたけ)は淡竹(ハチク)の仲間ですが、表面に虎皮状の模様が入っているところからこう呼ばれています。この模様は幹に付着した寄生菌の作用によるとの学説もありますが、全国でも安和の虎竹の里でしか成育しない不思議な竹です。イギリスBBC放送が取材に来られた時には「ミラクル!」を連発されていた神秘的な虎竹。高知市五台山には、命名の父である世界的植物学者の牧野富太郎博士ゆかりの牧野植物園があり、こちらに虎斑竹を移植しています。
これまでも各地に移植を試みたものの何故か虎模様が綺麗にできず虎斑竹になりませんでしたが、やはりこちらの牧野植物園でも美しい虎模様はできていません。まさにミラクルバンブー。 虎斑竹は安和の風土が育んだ山の幸なのです
創業明治27年日本唯一、虎斑竹専門店 竹 虎 HPから」
⑥(苟語):人を傷つけるようなことは決して言わず、不真面目な議論は耳に留めないということ。苟語:不真面目なかりそめの議論。
⑦(衢道):色々なことに手を出すものは大成しないということですね。衢道:四方に通じる道。枝道。衢:ク、みち、ちまた、よつつじ、わかれみち
⑧(鷁退):風に強いとされる鷁(ゲキ:想像上の水鳥)が、大風にあって吹きもどされ後退する意。六位の蔵人の極臈(ごくろう=最上位)が欠員がなくて五位に昇ることができず、蔵人を辞さなければならない時、極臈を辞して、末席の新蔵人になること。また、一般に官位の昇進において不遇であることを例えていう。* H23-①の過去問読み問題で出題されたようですが、故事成語の書き問題で出るかも~(^^)。この文意は恩恵に浴して<ゲキタイ>の憂き目にまだあっていないということですね。
ではでは。