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●古田武彦・古代史コレクションシリーズ㉕(ミネルヴァ書房・2016.1初版第1刷)・・・といっても、昔の論稿(昭和57年時の前書きあり)を集めたもの。
●とはいえ、未だに精彩を失っていないというか、考古学会や古代史学会などの学者先生連からの古田説へのまともな反論がないことに、ホントに奇異の念を覚える・・・古田さんが、「邪馬壹(いち)国」説、(九州・博多湾岸説)「九州王朝」説(多元王朝説)を三国志魏志倭人伝をベースに“学問的”に立証しているのに対し、その後、何等の変更・進展がないように見えるのはどういうことか・・・もう、あれから50年近く経っているんだよな。
●ま、とりあえず、そのことは置いておいて、この本も面白かったです・・・以前も読んだ記憶のある箇所もあったりして新鮮味はなかったけど、何回読んでも、また、新しい発見などがあったりして結構面白かった。
●ちなみに、本著作の本筋からは離れるが、この著述の中に、中国の文献からの引用がたくさんあって、その中に、
①「論語に云う。「沂(キ)に浴し、舞雩(ブウ)に風し、詠じて帰らん」と。敢えて問う。何の謂ぞや」。子曰く・・・」(瀚苑)
とか、
②「羲和(ギワ)馳せ、景逝きて停まらず」
“太陽の移動ととともに「景」(ひざし、ひかげ)はゆきすぎてとどまることがない”の意です・・・。
“「羲和」とは“日の馭者”のことです。・・・”
なんてのも、あった。
●①は最近、当ブログでも最近紹介した故事成語・・・たまたまというか、偶然!!・・・こういうことってあるんだ。
②は漢検辞典にも載ってる「羲和(ギカ)」・・・意味は古田さんが解説してくれているとおり・・・古田さんも、もちろん、諸橋大漢和とか種々の辞典を引用しているが・・・。
●おもえば、古田説に出会ってから、かれこれ15年以上も経つが、その間、こういう文献上のいろいろな熟語とか意味に何度も触れていることも、漢検1級の初合格とその後のレベル維持に大いに役立っているのかも知れない(^^)
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