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●信長の正室・お濃(帰蝶)の物語・・・
●戦国物では目立たない女性の一人・・・でも、あの有名すぎる信長の正室・・・逸話もほとんどなく、その去就にも所説あって、なかなか小説になりづらかった女性だと思うが、諸田玲子さんが書いてくれた。
●ま、戦国物での女性主人公だから、血湧き肉躍るような合戦やその描写があるわけではなく、「奥を取り仕切った」女性としての、女性作家ならではの視点からの小説だったのと、物語の飛び方が段ごとに何年も経過するような書き方だったので、ちょっと読み慣れるのに苦労したけど、まあ、読んで良かったと思える本じゃないでしょうか。
●「跋」を読んだら、考証もある程度しっかりやってて(小説家風に想像力も働かせているが)、この「帰蝶」・・・近年の研究というか発見で、大徳寺総見院の織田家過去帳に「養華院殿要津妙玄大姉」という記載が発見されたりして、これが帰蝶(お濃の方)ではないかとの由(他にも、妙心寺史で、信長公夫人が一周忌を行ったとの記載があるとか、いろいろと生きていた痕跡が残っている由)。だとすると、78歳(1612年ぐらい・・・徳川の世・・・)ぐらいまで生きていたことになる。これまでは早世したとか、離縁されたとかが通説らしかたったけど・・・。
●しかし、表舞台に出てこなかった(大した逸話がなかった)理由として「疱瘡」で痘痕ができたので人目を避けていたという設定はいかがなものでしょうか・・・ちょっと説得力というかあまり納得できない設定・・・というか、もっと面白い設定を考えてほしかったな(^^)
●本文よりも、この「跋」の内容のほうが、色々と想像力を働かせてくれて面白かった(^^)
👍👍👍 🐑 👍👍👍