罔:<罔象(みずは)>=罔象(モウショウ) 罔両(モウリョウ)=魍魎=方良(ボウリョウ・モウリョウ)

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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・脱線しつつも、漢検2、あと100頁ちょっと・・・早く次の事をやりたいのだが、もう少しだ・・・
・今回の記事は、漢検の試験的にはほとんど役に立たない、また、“高得点”のためにも役立たない記事のような気がする・・・
・「罔」・・・一応、既出記事も含めて、少しは役に立つように体裁を整えておこう(笑)

<罔:モウ、ボウ、あみ、くら(い)、おろ(か)、し(いる)、あざむ(く)、な(い)>
(漢検2)
罔:モウ・ボウ あみ・くらい・しいる・ない  *「おろ(か)」、あざむ(く)」訓ナシ。
意味 :①あみ。鳥獣などを捕らえるあみ。「罔罟(モウコ)」類)網
    ②くらい。道理にくらい。おろか。「罔然」
    ③しいる。あざむく。
    ④ない。なし。否定の語。
下つき:欺罔(キモウ)・(ギモウ)・誣罔(フモウ)・(ブボウ)・迷罔(メイモウ)
大見出し:罔(あみ)
    〈罔象〉(みずは):(漢検2)水の神。水の精。 
     学びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し
    欺罔(ギモウ)誣罔(フモウ)
    罔(あみ)鳥獣などをとらえる道具。糸や針金などを粗く編んだもの。「小魚が―にかかる」「網」とも書く。
    鞅罔(おうもう):漢検2「わるがしこい」 悪賢いこと。また、 頼みのないことを言う。
    *当ブログ:鞅罔(オウモウ):無頼、わるがしこい、ごろつき

「熟語の読み・一字訓読(その218) 罍 罎 罕 罔 罘」

<罔:モウ、ボウ、あみ、くら(い)、おろ(か)、し(いる)、あざむ(く)、な(い)> 
 モウ(呉音)ボウ(漢音)
・あみ:罔罟(モウコ)=けもの網と魚網
    罔羅=①大あみと小あみ ②残りなく集める=網羅。
    罔利=利益を独占する(利を罔(あみ)する)
・くら(い):罔然(モウゼン)=罔罔=ぼんやりする、うっとりするさま。
       罔惑=心くらく迷う(大)
・おろ(か):疎罔、迷罔(メイモウ)
・し(いる):誣罔(フモウ・フボウ)
・あざむ(く):罔惑=まどわす(字)
        罔人=人をだます
        罔辟(モウヘキ)=君を欺く
        欺罔(キモウ・ギモウ)
・な(い):罔象(モウショウ)=無象=①ただよう(一説に虚無)②水中の怪。
      罔極(モウキョク・ボウキョク)=無極・・・罔極の恩。
      罔欠=無欠。
      罔法(ムホウ←字通のみ)=法を無視する
・その他 :罔談=とりとめのない話  罔悵=あきれいたむ(=惘に通じる)・うれえいたむ(大)

●今回、大字源をベースに「罔」を復習している中で、「罔象」が気になったので色々と調べた・・・漢検2では当て字・熟字で<罔象(みずは)>となってるが、音読みでは何と読むのか、その熟語はあるのかという視点から調べたら、下記のとおり、色々と視野が開けた。

罔象(モウショウ):(畳韻)①漂うさま。一説に、虚無で形のないこと。象罔。 ②水中の怪物の名。一説に、水神の名。 古訓:ミヅハ
➪<罔象(みずは)>(広辞苑):(古くはミヅハ)水をつかさどる神。

罔両(モウリョウ):(畳韻)①影のそばにできる薄い影。同)魍魎 ②ふわふわしてよりどころのないさま。③山や川の妖怪。 同)魍魎

<魑魅魍魎(チミモウリョウ)>
(漢検2):さまざまな化け物の総称。また、私利私欲のために悪だくみをし、人に害を与える悪者のたとえ。
      「魍魎」は、河川の気から生じる水の化け物。〈『春秋左氏伝』〉類)百鬼夜行
(大字源):いろいろの化け物。山中の怪物と水中の怪物。山川の精。同)魑魅罔両(チミモウリョウ)

<魑魅(チミ)>
(漢検2)
魑・〈魑魅〉(すだま):山林や木石などの生気から生じるとされる精霊。また、怪物。「魅」とも書く。「魑魅」は「チミ」とも読む。
魑魅(チミ):①「魑(すだま)」に同じ。 ②人間の顔をした化け物。山の神。
(大字源)
魑魅(チミ):すだま。山林の精気より生じる化け物。人を害するという。

<魍魎(モウリョウ)>
(漢検2)
古代中国の山の霊気や木石の精。すだま。「魑魅魍魎:いろいろな妖怪や化け物」
(大字源)
①すだま。山水木石の精気から生じるという妖怪。
 一説に、耳が長く目が赤く三歳ぐらいの小児の姿をしており、人の声をまねて人を惑わすという。方良(注)。
②影の外側に見える薄い影。半影。
③ふわふわと寄るべないさま。 
①~③: 同)罔両(モウリョウ)・魍魎(モウリョウ) 古訓:ミヅハ

方良(ボウリョウ・モウリョウ):(畳韻)すだま。山川の精気から生じる妖怪。また、木石の精。人を迷わせて喜ぶという。 
                 同)罔両(モウリョウ)・魍魎(モウリョウ)。
 (注)方(ボウ・モウ):現行音ナシ。大字源によれば、「㊃ボウ(漢音) モウ(呉音)➪「方良」(ボウリョウ・モウリョウ)となっている。

👍👍👍 🐔 👍👍👍 決して、「魍魎」を「罔両」とか「方良」とか書いてはイケマセン・・・たぶん。 👍👍👍